製造工程
奄美の文化
奄美大島は、沖縄と鹿児島の中間に浮かぶ8つの島々からなる。平均気温21度と降水量年間は3000㎜で、亜熱帯海洋性に属している。
「シマ」と呼ばれる集落の結びつきが強く今でも島民の生活に定着している。
奄美の織物は、芭蕉、苧麻、木綿、紬など様々な繊維を素材として作られていて、大島紬の起源は1300年以前にさかのぼり、
わが国において最も長い歴史と伝統をもつ織物です。
独特の織りと染色技術が伝えられ、明治40年頃から締機による織締絣の方法を採用し、世界に類をみない独特の精緻な絣模様を作り、現在の大島紬につながっています。
江戸時代中期、薩摩藩は、役人以外の島民に「紬着用禁止令」という厳しい規制を出し、紬は薩摩藩へ献上物で島民は作るのみであった。明治以降、島の女性たちが紬織りに精を出して生活を支えていました。
奄美大島では、着物は、寒さを凌ぐだけのものではなく、魂を守り、力を宿すものと信じられていた。
新しい着物に初めて袖を通す時は、東の方に向かい「我が身が丈夫であるように守って下さい」と、清めの塩を舐めて祈った。
奄美では、大島紬を愛情込めて「のの」と呼んでいる。
織元紹介
都成織物
分業制の各工程の微調整はコミュニケーションと連携が重要と考え、図案、絹糸の整経、糊張り、締め、色付け、機織りの全工程を目の届く範囲に置いています。
職人がいかに作業をしやすくするかを常に意識する2代目社長、先代からの伝統と技術を受け継ぎ、着物だけに縛られない紬を目指す工房です。
夢おりの郷
「伝統とは常に新しい挑戦の積み重ね」がモットーの織元です。
数年前から養蚕にも取り組み始め、「ムシャムシャ」と桑の葉を食べる蚕の音と「カッシャンカッシャン」という機織りの音が響く楽しい工房です。
はじめ商事
大島紬の新しい可能性を模索し「奄美布」「クリスタル大島紬」というオリジナルブランドを展開しています。
「奄美の伝統と技術で新しい物創り」をメインテーマに絹糸以外の異素材を組み合わせたり広幅の織機を開発し洋服地向けの需要にも対応している工房です。
前田紬工芸
30代の最年少の紬プロデューサーが多くの職人への恩返しのため奔走しています。柄を考えるところから始まる、世界で最も緻密な大島紬を次の世代へ繋いでいます。
新しい価値観を持って明るい未来を切り開く。大島紬の数ある分業仕事の中核となる絣締めへの理解を追求する工房です。
“AMAMI”とは
“AMAMI(アマミ)”とは、鹿児島県奄美大島が生んだ日本を代表する伝統素材「本場奄美大島紬」による海外向けファッションレーベル。2018年1月のParis Fashion Week Men's期間中に開設するショールームにてデビュー。ユニセックス、シーズンレスをテーマに、ラグジュアリーなコレクションを発表してまいります。
プライバシーポリシー
【プロジェクト名】
本場奄美大島紬ブランド確立プロジェクト
【事業主体】
奄美大島商工会議所
【住所】
〒894-0034
鹿児島県奄美市名瀬入舟町12-6
TEL:0997-52-6111
【支援】
奄美市
龍郷町
龍郷町商工会
本場奄美大島紬協同組合
本場奄美大島紬販売協同組合
【協同事業者】
株式会社 夢おりの郷
〒894-0105 鹿児島県大島郡龍郷町大勝3213-1
TEL:0997-62-3888
営業時間9:30~17:00 (休 年末年始、旧暦お盆、原則毎週木曜)
有限会社 前田紬工芸
〒894-0104 鹿児島県大島郡龍郷町浦166-3
TEL:0997-62-3076
営業時間10:00~17:00 (休 年末年始、旧暦お盆、日)
株式会社 都成織物
〒894-0014 鹿児島県奄美市名瀬平田町2-11
TEL:0997-52-1095
営業時間9:00~17:00(休 年末年始、旧暦お盆、土・日・祭日)
有限会社 はじめ商事
〒894-0062 鹿児島県奄美市名瀬有屋町30-1
TEL:0997-52-1741
営業時間9:00~18:00(休 年末年始、旧暦お盆、不定休)